今後の動きに注目したい2銘柄

このところの日経平均の動きは順調そのものといった印象を受けています。すでにコロナショックでの下落をほぼ戻しており、NYダウよりも堅調な印象があります。要因のひとつとしては、新型コロナの感染者数が海外よりも少なかった事があるのかもしれません。

個別株にしても、コロナショックから回復し既に上昇基調へ移っている銘柄がある一方で、出遅れている銘柄も散見されます。

今日は、コロナショックからの反発が終わりかけており、今後の上昇が見込まれそうな銘柄を紹介したいと思います。

5020　JXTGホールディングス

JXTGホールディングスは石油やエネルギー関連の銘柄になります。エネルギー関連については、原油価格が最近マイナスになったりと、いろいろな材料が出ていますが、株価は下げ止まりしたように思います。

6月5日の終値で株価が100MA近辺にあり、5MAも株価に釣られるように横ばいになっています。すぐに上昇は難しいかもしれませんが、このまま100MAの上で株価が推移したり、20MAまで一旦下がったあとに反発した場合には、上昇に転じる可能性があると思います。

上値の目処としては、450円の節目や500円の節目が意識されそうです。特に500円台はコロナショック前にずっと横ばいで動いていた値段ですので、上値の目処として強く意識されそうです。

6723　ルネサスエレクトロニクス

ルネサスエレクトロニクスもJXTGと同じような状況です。6月5日終値で100MAを上抜いており、直近の下落は終わったと判断して良いでしょう。気になる点としては、100MAが下向きであるため、もう少し横ばいになってくれるとエントリーしやすいと感じています。

600円台をキープして推移すれば100MAも横ばいから上向きに変わってくると思うので、今後の動きに注視しつつエントリーのタイミングを考えていきたいです。

上値の目処としては、節目の700円と800円が意識されそうです。特に800円台についてはコロナショック前に何度かトライして上抜くことができなかったため、押し返される可能性があります。

まとめ

今日は、チャートの形が変化してきている2銘柄を紹介しました。他にも金融セクターは株価が上昇に反転しそうな銘柄があるように感じています。一方で実体経済への影響は今後も続く可能性がありますので、相場が変調したときには早めに利食いや損切りをしていく必要があると思います。

今回のコロナショックからの反発で上手く利益が出なかった方については、今後もチャートを見ながら勉強しつつ、一方で少額でも積立投資を始めることによって長期的に利益が出る環境を整えていくことも大事だと考えています。