今週の日経平均も、ほぼ横ばいで推移し方向感がない状況が続いています。しかし、個別銘柄を見ると先週紹介した三菱ケミカルとパナソニックは上昇トレンドが崩れており、相場が好転しても値動きが重くなりそうです。特に、パナソニックについては短期的には下落トレンドに入った可能性があり注意が必要です。
アメリカ市場を見てみると、9月3日に天井を打った後、株価が5MAと20MAを割っており、いったん60MAで反発するも続かずに下落が続いています。移動平均線が壁になりつつも下落しているというある意味お手本のような下落が続いていますので、日本株への影響が心配です。
海外市場に比べれば日経平均は底堅いですが、それでも今週は横ばいであるものの株価が5MAと20MAを割っており、来週以降、一気に下落してもおかしくない状況にあると思います。長期的なトレンドを示す300MAが22,000円あたりにありますので、下落した場合には一つのポイントなりそうです。
そのような中で、今注目の個別銘柄としてはZホールディングスとアイフルの2つです。
4689 Zホールディングス
Zホールディングスについては、コロナショックからの回復が順調で、すでに高値を追っています。ここまで右肩上がりに上昇してきたため、押し目を買えない状態でしたが、直近で株価が20MAを割ってきているため、押し目買いを考えたいところです。ただし、直近の高値を結ぶとヘットアンドショルダー(三尊天井)になりそうであるため、今後の動きを見極めてから動きたいです。
8515 アイフル
アイフルについては、コロナショックから上が280円、下が220円のレンジ相場が続いていましたが、9月16日に280円を超えたため、上昇トレンドに入った可能性があります。直近の動きとしては株価が5MAを割り、20MAで反発したような動きをしているため、今後5MAを上抜いていくようであれば買いだと思います。
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