世界的な感染症の拡大によって、世界的に株価が割安になっていますね。これから株を始めようと考えている人や、つい最近始められた人も多いのではないでしょうか?
株取引が初心者の方は、じぶんがどの程度上手くなっているのかわからないという人もいらっしゃるかと思います。
今回は、私の経験談をもとに初心者の方が中級者になるまでの過程を書いていきます。
ビギナーズラック
株取引を始めた方の多くの人がビギナーズラックを経験されると思います。私も自分で証券口座を開設し、最初は何の知識もなく「とりあえず、アベノミクスだし証券株は上がるだろう」と思って買った株は少ないですが利益が出ました。
大体の人はビギナーズラックで利益が出ると「俺って株の才能あるかも」と思います。
ただ、少し時間が経つと利益が出なくなり、むしろ含み損がでている株を塩漬けにし始めます。それでも株価が上がり始め利益が出ればいいですが、なかなかうまく行かない事が多いです。
ビギナーズラックは誰しもが経験すると思いますが、それでも次の2点は注意したほうがいいと思います。
初心者は11月に取引を始めろ
たとえ最初は運が良かっただけでも、やっぱり「株って儲かるんだ」、「株っておもしろいな」と思えたほうが今後のやる気に繋がるので、初心者の方は11月頃に取引を始めたほうがいいと思います。
なぜかというと、株価というものは7~9月の夏場に下落し、10月~12月の年末にかけて上がることが多いからです。これは、アノマリーというものです。リーマン・ショックのような大事件がなければ、だいたいそうなることが多いです。
他にもアノマリーはたくさんありますので、ご興味がある方は調べてみてください。
最初から自己資金で始める
初心者の方は、「最初から損するのは怖いから、デモ口座で練習してみよう」という人もいらっしゃるかと思います。
確かに、デモ口座は便利ですが、あまりデモ口座で練習しても意味はないと思います。
やはり、最初から自己資金を入れ、「損する感覚」を身に着けてください。損をすると大抵の人は株以外のことに集中できなくなり、冷や汗が出たり、ずっと株価を眺めたりすると思います。特にデモ口座で練習していた人は「こんなにも損切りをするのが辛いのか」と思うでしょう。
でも、その感覚が私は大事だと思っています。
手当たり次第情報を集める
話を戻して、ビギナーズラック後、利益が出なくなった人は、手当り次第情報収集を始めます。
ネットでいろいろな情報を検索したり、証券会社のレポートを読んだり、「6ヶ月で〇〇万円利益が出た」という本を読んだりすると思います。
そして「A理論では買シグナルが出ているが、B理論では売りとなっている」、「C理論を信じて買ったのに、逆方向に株価が動いた」といったことが起こり、徐々に損失が膨れてくると思います。いろいろな取引手法が一斉に買いや売りのシグナルを出すことは稀ですので、利益が少額となり損失が多くなっていきます。
初心者の方が挫折するポイントがここです。ただ、ここはぐっとこらえて「損はしたけど勉強代だ」、「まだお金はあるからチャレンジできる」と前向きに捉えてください。
情報収集のポイントは次の2点です。
本を読む
情報収集の際に一番いいのは本を買って読むことです。インターネットでも有益な情報はありますが、やはり無料で手に入る情報には限度があります。
後々、おすすめの本も紹介できたらと思っていますが、とりあえず本屋で平積みされているものはアマゾン等でランキング上位のもので構わないので読んでみることをおすすめします。
セミナーはいらない
たまに、株式セミナーや投資セミナーに行く人がいますが、おすすめはしません。
世の中のセミナーは結論ありきです。結局は「セミナーで紹介した商品を買って儲けたい」ということです。特に、証券会社や銀行が行うものは行かないでください。
集めた情報を捨てる
ここが、初心者と中級者との分かれ目だと私は思っています。
どういうことかというと、いろんな本やネット等で得た知識を、自分が使ったときに利益が出るものと損が出るものに分け、利益が出る手法をひたすら極めていくということです。
重要なところは「自分が使ったときに」利益が出るものを極めていくというところです。投資手法は世の中に星の数ほどありますが、その中でどうしても自分に合うものと合わないものが出てきます。
自分に合った得意な手法を伸ばすことが、利益を伸ばすことにつながっていきます。
まとめ
今回のポイントは以下のとおりです。
- 株を始めるとビギナーズラックで勝てたりするがすぐに勝てなくなる
- 情報収集をしだすと損が膨らむが、それは成長している印
- 得られた情報のなかで自分に合ったものを見つけ極めていくことが大事
株を初めてたばかりの人は、いろいろな不安を感じていると思います。
ですがそれは、株をやっている人みんなが通ってきた道です。私もまだまだ何かを極めたわけではないですが、日々鍛錬をしています。
今回の記事を読んで自分が今どういったところにいるのかを確認していただけたらと思います。
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