上昇トレンドになりそうなチャート注目銘柄3選

先週の日経平均は、30,000円を回復する時もありましたが、終わってみれば30,000円を突破することはできませんでした。しかも2月16日、3月18日と高値を切り下げてきているため、チャートしては少し不安定だと感じます。

9434　ソフトバンク

このソフトバンクは、携帯電話事業を行っている方のものになります。株価の動きとしては3月19日に1,502円をつけた後に下落し、先週は60MAを割るかどうかといった動きをしていました。結果としては60MAは割らずに終わり、株価が5MAを再度超えています。20MAが横ばいから若干右肩下がりになっているため、抵抗になる可能性がありますが、株価が再度20MAを突破すれば上昇再開と見えます。

ただし、上昇が再開したとしても、1,500円の節目で2020年2月と8月に跳ね返されており、直近でも上抜け失敗しているため、強い抵抗として機能しそうです。

7751　キヤノン

キヤノンについては、上昇トレンドが継続していると思われます。先週の上昇で100MAが300MAを超えてきており、強いトレンドに入った可能性があります。2021年の1月に跳ね返された2,550円も上抜いてきており、一層の上昇が始まるかもしれません。キヤノンは2017年から長期の下落トレンドに入っていたものが、2021年に入り上昇に変わっているため、長期的な上昇トレンドに変わりつつあるかもしれません。

8750　第一生命

第一生命についても短期から長期までの移動平均線が順序どおり並んでおり、上昇トレンドが強いと思われます。4月1日に大きな出来高を伴い、上ヒゲの大きい陰線で終わってから短期的な下落トレンドに入っているため、20MAで反発するかどうかがポイントになりそうです。2,200円のあたりは、コロナショック前にもレンジ相場が続いており、強い抵抗として機能しそうです。