コロナショックからの反発が終わったか

本日の日経平均は、20,0037.47円で終わり何とか20,000円台をキープして一週間を終えました。先週はまだ上昇が見込まれましたが、今週の後半から上昇に弱さが出ています。

今日は日経平均とNYダウについて現状をテクニカル分析していきます。

日経平均のテクニカル分析

日経平均はコロナショックから株価が反発していましたが、5月11日に高値をつけた後に仗助に下落しています。5月11日付近の株価はコロナショックからの50％戻しに位置しているため、直近の反発が終わった可能性が出ています。

今後、NYダウなどの下落が影響すると20MAを株価が割り込む可能性があり、５MAも20MAを割り込んでくるとコロナショックからの反発が終わり、再度下落に転じたと見ていいでしょう。

二番底になるかどうかはまだわかりませんが、コロナショックの下落が2ヶ月かかっており、今回の反発も約2ヶ月かかっているため、次の下落も2ヶ月程度掛かる可能性があります。そう考えると次の下落は、7月など夏頃に底打ちする可能性があります。

NYダウのテクニカル分析

NYダウは、コロナショックからの反発が61.8％を達成せずに下落へ転じています。4月17日、4月29日、5月8日の高値を結ぶと三尊天井になったように見えます。

日経平均よりもNYダウのほうが下落シグナルが強く出ています。株価が5MAと20MAを下抜いており、5MAも20MAを下抜きそうな状況です。NYダウについては、急反発が無い限り、下落に転じた可能性が濃厚です。

このように、主要な株価についてはコロナショックからの反発が終わったかどうかの分かれ目に差し掛かっています。また、私が見ている個別株についても、上昇はいったん終わった動きになっています。

先が読みにくい相場になってきているため、リスク管理については適切にしていく必要があると思います。