今回は、日経平均株価について、二番底をつけに行く際にどれくらいまで下がりそうかを考えていきます。
結論としては、14,400円程度が下値のメドになると考えます。
大切なことは全て、フィボナッチが教えてくれる
何が言いたいかというと、今回の日経平均の下げはフィボナッチが効いていると思われます。そして、フィボナッチによると下値のメドは14,400円くらいと考えられます。
そもそもフィボナッチとは
フィボナッチとは、12から13世紀の数学者で、フィボナッチ数列というものを発明しました。フィボナッチ数列は、もしかすると高校の授業で聞いたことがあるかもしれません。
このフィボナッチ数列から導き出されるフィボナッチ比率というものが、投資の世界でよく使われます。フィボナッチ比率とは通称「黄金比率」とも呼ばれ、人間が「なんとなく気持ちがいいな」と感じる比率になります。
フィボナッチ・リトレースメントで戻りのメドを探す
フィボナッチ・リトレースメントとは、フィボナッチ比率をもとに、株価が高値からどの程度下落するかを判断するツールになります。
具体的には高値から「23.6%」、「38.2%」、「61.8%」、「76.4%」が戻りのメドとして意識されやすいところになります。
フィボナッチには、リトレースメント以外にもいろいろなツールがあるため、興味がある方は調べてみると面白いと思います。
日経平均にフィボナッチを当てはめる
早速、フィボナッチを日経平均に当てはめてみました。
フィボナッチを計るには、安値と高値を設定する必要があります。今回は、アベノミクス開始時の2011年11月25日安値8,135円79銭から、直近最高値の2018年10月12日高値24,448円7銭までを設定しました。
そうすると、コロナショックでの下落が、ちょうど高値から50%戻したところで反発しているのがわかります。
そして、このフィボナッチ・リトレースメントによると61.8%戻しがおおよそ14,400円付近となっているため、日経平均が二番底をつけにいくとすれば14,400円あたりになると思われます。
このフィボナッチ・リトレースメントはあくまで株価のメドを判断するため、いつごろ14,400円になるかまではわかりませんが、チャートをみても今回の下落スピードが早いため、二番底はもう少し時間がかかると思います。
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