NYダウは黄色信号が点灯!ポジション整理を考えたい

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先週のNYダウは73.94ポイント上昇して終わりました。上昇トレンドは継続しているように見えますが、重要なサインが出てきましたので見ていきたいと思います。

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NYダウ

NYダウは10月に入り、小さな調整をはさみながら基本的に上昇トレンドで推移してきました。10/22には史上最高値を更新するなど好調に見えます。移動平均線を見ると20MAが100MAとゴールデンクロスしそうな状況であり、今後も上昇トレンドが続きそうな印象を受けますが、来週以降の動きは注意したほうが良さそうです。

ポイントとなるのは10/22のローソク足です。10/22のローソク足は、始値から終値までの価格差が小さく、いわゆる「実体の小さいローソク足」となっている一方、出来高は多くなっています。ローソク足の考え方の中で「実体が小さいローソク足であれば、出来高も少なくなり、実体が大きいローソク足であれば、出来高が多くなければならない」といったものがあります。

10/22のローソク足を出来高中心で考えると、10/14の大陽線と同じくらいの実体があってもおかしくなかったということがわかります。これは、先程の 「実体が小さいローソク足であれば、出来高も少なくなり、実体が大きいローソク足であれば、出来高が多くなければならない」 といった考え方からすると、イレギュラーが発生しており重要なポイントであることを示してます。

10/22のイレギュラーなローソク足が示していることとは、上昇する力が弱くなってきているということです。本来、出来高が多ければ実体が大きくなるため株価はより上昇するはずですが、10/22は買いが多い一方で、売りも多かったため上値が抑えられ実体の小さいローソク足になったと考えることができます。

このような場面で考えるべきことは、ポジション整理です。具体的には既に買いポジションをもっているようであれば利益確定を考えたほうがいいと思います。注意したいことは、10/22のローソク足は「上昇する力が弱くなっている≠下落トレンドに転換した」ということです。あくまで10/22のローソク足は、上昇がもうそろそろ終わる可能性を示しており、下落トレンドへの反転は、来週以降に上ヒゲの長いローソク足が何個も出現したり大きな大陰線で引けたりすることが必要となってきます。

このため、現在考えるべきことは、NYダウは上昇する圧力が弱くなってきているため、買いポジションをもっているようであれば来週の株価を注視し良いポイントで利確することです。もちろん新規での買いポジションをとることはあまりおすすめしません。また、上記のとおり下落トレンドに入ったわけではないため、新規の売りポジションを持つこともまだ早いと思います。

今回の考え方はパンローリング社から出版している『出来高・価格分析の完全ガイド ――100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす』に書かれていることです。ローソク足は出来高と一緒に見ることの重要性が書いてある本なので今後のトレードに役立つと思います。

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